OHSU星図鑑
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境 隆弘教授

Takahiro Sakai

保健医療学部リハビリテーション学科
理学療法学専攻

セラピストの知識と腕が
患者さんの人生を変える。
覚えておいて!これ、ホント

淡々とした語りが、
気づけば感動秘話に。
油断すると引き込まれる
ストーリーテラー星人

辛口と甘口の絶妙な言葉選びに酔いしれろ
星人の特徴
分類
専門はスポーツリハビリテーションとバイオメカニクス。OHSU星では「運動学総論」「運動学各論」を担当。
生態
人のために何かをしたい性格は幼い頃から培われ、今も自分の中核に。忙しい毎日だが、本業のスポーツリハビリ以外でも役に立つなら色んな人を助けたいと心底願うナイスガイ。
弱点
弱みを見せないように生きてきたので弱点は…と言いつつ教えてくれたのが、役に立ちたい思いが募って前に出すぎてしまうこと。―「おせっかい、なの、かな」と彼は小さくつぶやいた―
モットー
ついてこい方式ではなく、80人それぞれの個性を知り、その子に応じた指導をするのがOHSU流。それに則り、時代に合った寄り添う講義を心掛けている。人生のモットーは?と尋ねると「おもしろきこともなき世をおもしろく」と答えてくれた。

運動学を学ぶのは大変。
でも一筋縄でいかないからこそ、
将来必ず効いてくる
理学療法士は、病気を機に不自由になった患者さんの体を治す仕事です。そのベースになるのが運動学で、正常運動を理解していれば異常を見つけ、治療の糸口を見つけることができます。ちなみに本学では基礎・専門の知識を学ぶ学内教育の3年間のうち1年半をかけて運動学を教えています…と言えば、理学療法士にとって運動学がどれだけ重要かがおわかりいただけると思います。私はそんな運動学を教える際、学生に「これは将来の飯のタネだ」と学ぶ意義を力説しますが、その学びの大変さに学生のほとんどが苦労します。しかし、臨床実習に出れば「習ったとおりだ!」と目から鱗が落ちるようで、卒業後には「運動学の大切さを痛感する毎日です!」とひれ伏さんばかりの勢いで感謝されます。確かに習得に苦労しがちな学問ですが、国試の約1割は運動学と関わりの深い問題が出題されますからね。心して勉強しましょう。
さて、私は臨床を経て、教員の道を選びましたが、臨床家から教員になって一番嬉しかったのは、教えた学生の数だけ理学療法士を生み出せることです。本学は1学年の定員が70人ですから、我々教員が施した教育によって1年ごとに70人もの理学療法士が生まれる計算になります。我々が育てたセラピストがあらゆる場所で患者さんの役に立っている。これは教員にならなければ味わえないやりがいです。頑張る卒業生たちよ、いつも感動をありがとう。
決して、忘れてはならないのは、理学療法士は患者さんの人生を変えてしまうかもしれない仕事であるということです。自身の知識や技術によって最小限の回復にとどまるのか、最大限の回復が図れるのか。それは皆さん自身に掛かっています。この道を志す皆さんには、自分が患者さんの人生を背負っているという責任を忘れないでいてほしい。だから難しい運動学も必死に学ぶ。そんな気概を持ってOHSUで勉学に勤しんでもらえたらと願っています。

OHSU星人からのMessage
理学療法士は人のためにどれだけ行動できるかが問われる仕事です。人間は人のためなら自分のこと以上に頑張れる。私はそう思っていて、それを生かせるのがこの仕事だと感じています。動きたいのに動けない患者さんの気持ちに寄り添い、自分の知識と技術で治したい。そう考える学生の皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています。

この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。