革新的なリハビリテーション技術を切り拓く 大阪保健医療大学(OHSU)

開学記念シンポジウム。ABCホールで2008年12月3日開催します。詳しくはこちら

私たちは、地域に暮らす人々の生活自立を支援する医療専門職者の育成と 21世紀リハビリテーションの研究および開発を担います。

開学にあたって 高齢者人口が増加し、医療や福祉分野におけるリハビリテーションの 重要性が増しています。時代のニーズをとらえ、予防と健康増進に力を 入れるリハビリテーション医学に取り組むのが、2009年4月に開学す る「大阪保健医療大学」です。 学長:小野啓郎(おのけいろう)

超高齢社会のリハビリテーション 現行のリハビリテーションは、戦争で傷ついた兵士や脊髄(せきずい)性小児まひの治療に開発された もので、半世紀以上前の医療技術でした。当時は予防医学・治療医学に次ぐ第三の医学、あるいは 後療法(病気やケガの後の療法)という位置づけだったのです。 しかし今日の日本を見てください。病気や障害は一変しました。 脳卒中や老化にともなう認知症あるいは心臓血管障害、呼吸器障害が高齢者を苦しめるのです。 これには「予防と健康増進」を柱とするリハビリテーションが有効です。

先進医学と画期的技術を導入 20世紀の末から今世紀にかけて、医学や工業技術は著しい進歩を遂げました。 たとえば脳や脊髄の傷害を再生医学で修復する研究が進んでいます。 この再生医学とリハビリテーションを組み合わせて、失われた機能を回復することも夢ではなくなったの です。ロボットスーツのような最先端技術により、マヒした足でも歩ける時代を迎えます。 介護・福祉の分野でも力を発揮するように、リハビリテーションが技術革新の先頭に立つ時代です。

障がい児・者の自立を支える 障害者福祉制度が劇的に変わりました。 措置制度から、各自が支援事業を選択する時代がやってきたのです。 しかし障がい児・者が制度を活用し、地域で自立するためにはリハビリテーション専門職と福祉の連携が 不可欠です。社会福祉制度に明るいリハビリテーション専門職を養成すること、これも大阪保健医療大学 の役目です。

スポーツや遊びの感覚を導入 スポーツやゲームに、なぜ人は熱中するのでしょうか?そしてリハビリテーションはなぜ、つらい訓練で なければならないのでしょうか? 生活習慣病や高齢者の健康維持には、リハビリテーションの継続こそが鍵です。 私たち大阪保健医療大学は、「スポーツやゲームの楽しさを取り込んだリハビリテーション」の開発と 普及を目指します。 その研究拠点となるのが緑豊かな健康都市彩都に併設する「スポーツ医科学研究所」です。 この研究所では現役スポーツ選手をはじめ、青少年のスポーツ傷害を予防する研究にも取り組みます。 大阪保健医療大学の卒業生が新しいタイプのトレーナーとしてスポーツ界においても活躍してくれるで しょう。

コミュニケーション力を重視 リハビリテーション医学がどれほど進んでも、現場におけるリハビリテーションの基本となるのは、 「人対人」のコミュニケーションです。利用者の声に耳を傾けることが正しいリハビリテーションの第一歩 です。傾聴すること、利用者の苦しみ・悩みを理解し、励まし続ける姿勢を、本学の学生にまず求めます。 また21世紀の特色は、コミュニケーション分野の技術革新です。リハビリテーション専門職は、障がい者と 先端機器のつなぎ役として活躍することになります。リハビリテーション工学が生み出したさまざまな コミュニケーション機器や音声駆動補装具(声で動く車いす)も、彼らによって障がい者の真の目と耳や 手足になるのです。 コミュニケーション教育を重視する大阪保健医療大学は言語聴覚専攻科も併設します。

有為の人づくりで地域おこしを 時代を切り拓(ひら)く新しいリハビリテーション医学の開発・研究と高度の専門職養成は車の両輪に たとえられます。母体である福田学園の1世紀を超える歴史は、時代の要請に応える人づくりの歴史でも ありました。世界的な経済危機と医科学・情報科学の躍進というかつてない事態にも、この国を支え、 障がい者や高齢者が生きがいを見いだす地域おこしは、やはり人づくりにかかっています。 新しいリハビリテーション医学の開拓を通じて有為の人材育成を目指す本学に、熱い若者の多数の入学を 待っています。

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